(その4) 「淫乱浴場記」の中の熟した尻(前半)
今回の(その4)、次回の(その5)の二回にわたって、あすかともゆき原作、挿絵 立川(たちかわ)アキラの『淫乱浴場記』を取り上げたい。あすかともゆき原作作品は、当ブログの(その1) 「止めどなく吸い寄せられる尻」の後半でも取り上げている。
本作品は、雑誌「ジーメン」((有)ジープロジェクト)のNo.65(2001年8月刊)(第一話と二話が載る。同一号に二話が載るのは、この号のみ)からNo.104(2004年11月刊)(第十一話になる最終話)にかけて断続的に連載された。全11話。(指摘するまでもないだろうが、「浴場記」の「浴場」は「欲情」と重ね合わせられている)
(更にこれらとは別に、「爆男」Vol.6 (2006年2月刊)((株)古川書房刊)に載る、同題で the comicと記された号(第一話が載る)を所持している。(本作品が掲載されている号で、所持している「爆男」誌は、この号のみ。原作と作画(と書かれている)は上記の両者と同じ。)
私(荻崎)は、新たに入手した号も含め、最終的には、『淫乱浴場記』の全部を、「ジーメン」誌で読むことができた。ただ、これらの中で、No.67(2001年10月刊)とNo.69(2001年12月刊)の二冊はなかなか眼にすることができなかったが、(国会図書館にも置いてないようだった)、プライドハウス東京(新宿一丁目)でコピーすることができた。最初、ここに電話で問い合わせた際は、まず置いてないだろうなと思いながらだったので、保管されていると聞いてひどくびっくりした。助かった。寄贈されることも含め、「ジーメン」以外にも他のゲイ雑誌なども相当数保管されているようだ。ありがたいことに、「所蔵書籍目録」もいただくことができた。
左上段の画像は、第五話(「垢すり個室でノンケ親父に浴場す」(「欲情」ではなく「浴場」と書かれている)の最初のページ(P.81)、(No.71)( 2002年2月号)から撮った。(ちなみに、同号には、上記当ブログ(その1)の前半で取り上げた、「連環」(原作、挿絵ともに立川アキラ)も載っている)。
左側で、うつ伏せているのが、本作の主人公の、健太。(25才)(彼の年齢は、No.98 P.249 参照)。彼が兄貴と呼ぶ大介(30才)ともども、下町の小さな工務店(従業員は6人)に勤めている。画像では、健太の、しっとりと厚めに締まり、やや丸みを帯びた両の尻たぶが、その尻に見合った背中ともども安らいでいる。
ちなみに、右側の男は、大介ではなく、二人が正月に訪れた、北陸のY温泉の、副題に書かれた、垢すりのノンケ親父だろうと思う。立川アキラが描く多くの年上の男たち同様、私(荻崎)は顔には引かれないものの、胸や腹を始め、分厚くみずみずしく締まった軀には見ごたえがある。
左二段目の画像は、第六話「ガス給湯器修理で浴情す」(「浴情」と書かれている)(No.75)(2002年6月号)のP.257から撮った。
「現役自衛官に威圧的に凌辱されるド淫乱野郎、健太」、と最初のページ(P.252)に、編集部側の言葉が入っているが、主人公の健太が、ガス給湯器の修理の仕事で足を運んだマンションの浴室で、自衛官の男の毛深い尻の穴を舐める「舐肛」(しこう)の場面だ。最初は尺八だったが、「よし。今度は後ろだ。ケツ穴を嘗めてみろ」(P.256)と男は命じ、それまでは大介のものも含め、一度も肛門を舐めた経験のない健太を困惑させた。しかし、やがて、「どうだ、どんな味がする?俺のケツ穴は美味(うま)いだろ?」(P.257)と自衛官に聞かれると、「う、美味いです、お客さんのケツ穴は、アア、美味(おい)しいです」(P.258)と、口走るまでになっていた。奥の襞(ひだ)まで、健太の舌先が届く・・・。
その健太が、舌を毛が密生する肛門の内側へぐっと差し入れている様を、画像はよく捉えている。
「・・・俺は唇までをも肛門に接触させる。舌先で襞の一本一本をなぞり、唾液で濡れた唇で音を立てて吸い付いた。」(P.258)と、健太の精魂のこもった舐めっぷりが、精細に表現されている。
左三段目の画像は、おなじ第六話のP.259から撮った。
上記の舐肛に続き、自衛官の極太(ごくぶと)の性器に尻を掘りまくられる場面。ユニットバス形式の浴室が狭いために、洋式便器の上に大きな尻を落とした自衛官の太腿(ふともも)の上にまたがって、顔が向き合う形で、健太が自分から尻を落としていく騎乗位の形だ。
自衛官の極太の陰茎にも十二分に見合う、健太のたくましく盛り上がった尻の両たぶが圧巻だ。尻に続く太股(もも)も含め、分厚い肉が行き渡り、みずみずしく張りつめている。この尻なら、飛び切りの、極上(ごくじょう)の味に違いない。
「兄ちゃん、いいぞ。こんなケツ穴は初めてだ」(P.259)
「もっとケツを振れ。俺がイクまで休むんじゃねえぞ」(P.260)
ともに、「獲物を貪(むさぼ)る野獣のような顔付きになって」(P.260)、掘りまくっている自衛官の言葉だ。
「男の全身の筋肉が硬直した。その緊張が解けた直後、生暖かい体液が直腸の粘膜を叩くのを俺は感じた。」(P.260) 。 自衛官が、健太のこの極上の尻の中へ射精した時点は、こう表現されている。
帰宅した健太には、何があったか敏感に察した大介の、言葉よる折檻(せっかん)がまず降りかかる。
前回(その3)の最後の画像も、大きな尻だったが、相当年配の男の尻だった。今回の健太の尻の方が、張りも含め一回り大きく、しかも、引き締まって、見るからに若々しい。年齢も考慮し、尻を描き分けていると私には見える・・・。さすが立川アキラだと感じ入る。
私(荻崎)には、『淫乱浴場記』全十一話の中で、この第六話が最高峰に思える。舐肛が描かれていることも、なにがしかは関わっているかもしれないが(!)、文章や筋全体の密度が濃く、緊迫感があり、しかも、作品全体に濃い色情や情感が行き渡っている・・・。
なお、文中に用いた「舐肛」については、「舐肛(しこう)から荘子(そうし)へ いつか、色欲(しきよく)の最深奥(さいしんおう)へ」(2020.11.21)を参照していただけたらと思う。
(付記)
今回もまた、間(ま)が空いてしまいましたが、(その4)を載せました。
自身の好みの尻が多いこともあり、書くのにてこずりつつ、楽しめました。
感想などお寄せいただけたら幸いです。
(2025.2.1)
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